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クリニック内装デザイン完全ガイド|導線、清潔感を与える素材・色使いを解説

クリニック内装デザイン完全ガイド|導線、清潔感を与える素材・色使いを解説のアイキャッチ
  • 「患者さんが安心できるクリニック空間をつくりたい」
  • 「清潔感と温かみを両立させるデザインがわからない」
  • 「動線設計や素材選びをどこまで考えればいいのか迷う」

そんなお悩みをお持ちではありませんか?

本記事では、クリニック内装デザインの基本から、動線設計・素材選び・色使い・設備計画までを専門的な視点でわかりやすく解説します。

診療科ごとのデザインの違いや、患者・スタッフ双方に配慮した空間づくりのポイントも紹介。
これからクリニックの新規開業や改装を検討している医師・経営者の方に、ぜひ最後まで読んでいただきたい内容です。

「理想のクリニックを形にしたいけれど、どこから相談すればいいかわからない」と感じたら、専門会社に相談してみませんか? リスビーでは、医療空間に特化した設計・施工を一貫サポートし、開業計画からデザイン完成までを丁寧に伴走します。 まずはお気軽にご相談いただき、患者さんにもスタッフにも愛される理想のクリニックづくりを一緒に実現しましょう。

Contents

クリニック内装デザインとは?信頼を生む空間づくりの基本コンセプト

クリニック内装デザインとは?信頼を生む空間づくりの基本コンセプト

クリニックの内装デザインは、単なる見た目の美しさを整える作業ではありません。患者さんに安心感と信頼感を与え、スタッフが効率よく動ける空間を設計することが本質です。

医療施設特有の清潔感や安全性を保ちつつ、快適な環境を実現するには、医療空間に特化した設計・施工の知識が欠かせません。

患者に安心感を与える「医療空間デザイン」の考え方

医療空間デザインの目的は、患者さんが不安を感じることなく過ごせる環境をつくることです。視覚的には落ち着いた色調や素材を選び、音や照明も含めた五感に配慮したデザインが求められます。

信頼感を高める3つの基本要素(清潔感・快適性・機能性)

  • 清潔感:白やベージュなどの明るい色調を基調に、汚れにくい素材を採用
  • 快適性:空調・照明・動線を最適化し、ストレスを軽減
  • 機能性:診療や移動を妨げない設計で、安全性と作業効率を両立

ブランドイメージと内装デザインの関係性

内装デザインは、クリニックの理念や専門性を表現する「ブランディング要素」でもあります。特に美容クリニックや小児科などは、空間デザインが来院動機を左右することも珍しくありません。

医療機関特有の規制・安全基準に基づく設計ポイント

医療法や建築基準法、バリアフリー法など、医療施設には多数の法的制約があります。これらを理解した上で設計しなければ、施工後に再工事が必要となるケースもあります。

医療施設の施工実績を持つ専門会社へ相談することが安全です。

診療科別に見るクリニック内装デザインの特徴

診療科によって、患者層や診療内容が異なるため、内装デザインの方向性も大きく変わります。ここでは、代表的なクリニック別に特徴を整理します。

内科・小児科の内装デザイン|落ち着きと安心感を重視

一般的な内科では「落ち着き」「清潔」「信頼」を重視したデザインが好まれます。小児科では、明るい色使いやキャラクターを取り入れ、子どもの緊張を和らげる演出が有効です。

美容クリニック・美容皮膚科|高級感とプライバシー性の両立

美容クリニックは「特別感」や「非日常感」を与えるデザインがポイントです。間接照明や曲線的なインテリアを使い、清潔感と高級感を両立させる設計が好まれます。

歯科・整形外科|衛生管理と動線効率を最優先

歯科医院や整形外科では、患者数が多く機器も多いため、動線の最適化と滅菌動線の分離が重要です。スタッフがスムーズに動ける配置計画は、治療効率にも直結します。

このように、診療科によって求められる内装の方向性は大きく異なります。

患者・スタッフ双方に配慮した動線設計のポイント

クリニックの内装で最も重要とされる要素の一つが動線設計です。限られた空間で患者さんとスタッフがスムーズに行き来できるかが、快適性と業務効率を左右します。

患者動線とスタッフ動線を分ける設計の重要性

受付から診察室、会計までの「患者動線」と、スタッフが移動する「裏動線」は、明確に分けることが理想です。動線が交差すると、プライバシーの確保や安全性に問題が生じます。

待合室・受付の配置で印象が変わる理由

受付の位置や待合室の広さは、患者さんの第一印象を大きく左右します。開放感のある設計と、圧迫感を与えない視線誘導を心がけることで、安心感のある空間を作れます。

バリアフリー・視線誘導の工夫

高齢者や車椅子利用者にも優しい動線を確保することは、医療空間の基本です。視線誘導サインや手すりの配置も安全性に関わります。

限られた空間でも快適性を高める導線計画の工夫

狭小クリニックでは、収納や壁面を活用し、動線を圧迫しない工夫が求められます。家具や設備の配置を初期設計段階から考慮することが成功の鍵です。

清潔感・快適性を演出する素材と色使い

医療空間では「清潔感を感じるかどうか」が信頼獲得の第一歩です。素材と色の組み合わせで、印象は大きく変わります。

色使いの心理効果と患者の印象への影響

白やパステル系は清潔感を与えますが、過度に無機質だと冷たく感じられます。木目やベージュを組み合わせることで、温かみのある安心感を演出できます。

汚れにくく衛生的な素材選びのコツ

床材や壁材には、抗菌・防汚性能の高い素材を使用しましょう。例えば、ノンワックスビニル床材や抗菌パネルなどは、日常清掃の負担も軽減します。

照明・家具・インテリアのバランス設計

昼白色の照明は清潔感を、電球色は安心感を与えます。照明の種類と色温度をゾーンごとに変えることで、空間全体にリズムをつくることができます。

内装デザインと設備・機能のバランスをとる設計

クリニックの内装デザインでは、見た目の美しさだけでなく、医療設備との整合性やメンテナンス性を意識することが不可欠です。

デザイン性を優先しすぎると、後から配線や設備が追加できず、結果的に診療効率が低下することもあります。設計段階で「設備」と「空間デザイン」を同時に考慮することが、長期的な使いやすさと安全性を左右します。

医療機器や配線との整合性を考慮したレイアウト

治療器具、検査機器、電子カルテ端末、さらにはスタッフ用のPCやプリンターなど、クリニックでは多様な電源・配線が必要です。

これらを後から追加すると、見た目が乱れたり安全性に影響したりする恐れがあります。

そのため、設計初期の段階で施工会社と緊密に打ち合わせることが重要です。

  • 電源・配線ルートを事前に図面上で明確化する
  • 機器ごとの電力容量を把握し、ブレーカー分配を適切に行う
  • メンテナンスのしやすい位置に配線スペースを確保する

こうした事前計画により、見た目と安全性を両立したレイアウトが実現できます。

換気・衛生管理を支える設備設計のポイント

感染症対策の観点から、換気・排気・空調の設計は欠かせません。空気の流れを意識した設計は、清潔な診療空間を保つうえで極めて重要です。

  • 診察室や処置室は「陰圧管理」を行い、ウイルスや臭気の拡散を防ぐ
  • 待合室や受付は自然換気+機械換気を併用し、空気の滞留を防止
  • 空調ダクトやフィルターの清掃・交換が容易な構造を採用する

設備面での小さな工夫が、患者さんとスタッフの安全を支えます。

設計施工一貫体制による品質・コスト管理のメリット

設計と施工を別々の会社に依頼すると、図面上の意図が正確に伝わらず、工期の遅れやコスト超過が生じるリスクがあります。
設計施工一貫体制(デザインビルド方式)であれば、以下のようなメリットがあります。

  • 設計段階から現場状況を把握し、トラブルを未然に防げる
  • 打ち合わせの回数を減らし、スピーディーな意思決定が可能
  • 中間マージンを抑え、コストパフォーマンスの高い工事を実現

短期間で高品質な空間づくりを実現できるのは、医療施設を多く手がける会社ならではの強みです。

専門会社に依頼する際の注意点とチェック項目

医療施設の施工には、一般的な店舗設計とは異なる専門知識が必要です。業者選びの際は、以下のポイントを確認しておきましょう。

  • 医療施設・クリニックの施工実績があるか
  • 設備仕様や衛生基準への理解があるか
  • 見積もり時に「設備仕様・施工範囲・納期」が明示されているか

これらを明確にしておくことで、工事後のトラブルや追加費用を防ぐことができます。

開業計画と内装デザインを連動させる重要性

開業計画と内装デザインを連動させる重要性

クリニックの内装デザインは、開業スケジュール・資金計画・物件選定と深く関わっています。
デザインが決まっても、物件の条件や予算の制約によっては理想の空間を再現できないこともあります。計画初期から設計・施工担当者を交え、全体を見通したスケジュールを立てることが成功の鍵です。

物件選定時に押さえるべき内装設計の視点

物件の構造や天井高、配管ルートなどは、内装デザインに直接影響します。特にテナントビルの場合、医療ガスや給排水の位置制限があるケースも多く、事前確認が不可欠です。

  • 天井高が2.6m以上あると照明設計に自由度が生まれる
  • 配管・換気ルートを確保できるか事前に現場調査を行う
  • 耐荷重や遮音性能など、用途制限を不動産側に確認する

こうした技術的な要件を考慮したうえで物件を選定すると、後戻りのない計画が立てやすくなります。

開業スケジュールと内装工事期間の関係

開業準備は「物件契約→設計→施工→引き渡し→開業準備」という流れで進行します。
一般的には開業6〜8か月前には設計に着手するのが理想です。

  • 設計期間:約1〜2か月
  • 施工期間:約2〜3か月
  • 家具・備品納品、行政手続き:約1〜2か月

余裕を持ったスケジュール管理により、焦りのないオープン準備が可能になります。

コストと品質を両立する資金計画の立て方

クリニックの内装費は、立地や規模によって大きく異なります。一般的には坪単価50〜100万円程度が目安ですが、診療科によって必要な設備が異なるため、複数案を比較することが大切です。

  • 設計施工会社に複数のプラン見積もりを依頼する
  • コスト削減よりも「運営効率」を重視して判断する
  • 初期費用とランニングコストの両面で資金計画を立てる

長期的に見て運営が安定する「トータルコスト設計」を意識しましょう。

開業サポートを提供する専門会社の活用法

最近では、物件紹介から設計・施工、医療機器手配、広告支援まで、開業支援を一括で行う会社も増えています。こうしたサービスを利用することで、開業に伴う手続きや調整の手間を大幅に減らせます。

  • 出店候補地の選定支援
  • 内装・設備・備品の一括調達
  • 行政申請・医療法人設立のサポート

開業初心者ほど、こうした伴走型のサポートを活用することで、リスクを最小化し、理想のクリニックづくりを実現できます。

まとめ|信頼されるクリニック空間づくりのために

クリニックの内装デザインは、単なる装飾ではなく、患者さんの信頼を得るための医療空間づくりです。導線・素材・照明・設備といった要素をトータルで設計することで、長く選ばれる医院を実現できます。


リスビーのような医療施設専門の設計・施工会社と連携すれば、開業準備から内装完成ま
スムーズに進められるでしょう。

ABOUT ME
【監修 : 加藤 弦 株式会社リスビー代表取締役】
オフィス移転や内装設計において豊富な実績を持つ。物件選びから施工までを一貫してサポートする独自の「リ・プロローグ」サービスを展開し、特に移転前のリスクを見極める力や、顧客視点に立った柔軟な提案を得意とする。 「お客様の未来を形にする」を信念に掲げ、多くの企業から信頼を獲得。効率的かつ快適なオフィス環境の実現を通じて、企業の成長を支援することを目指しています。